『ブラックパンサー』
『ブラックパンサー』は最も優れたマーベル作品とみなされており(ヒーロー映画で初めてアカデミー賞作品賞にノミネートされたことでも有名)、また、その物語の構想もクオリティが高いものです。
主人公ティ・チャラは父親の死後、ワカンダの王座につくとすぐに政治の難しさを痛感します。
この作品には、(マイケル・B・ジョーダン演じる)王座を狙う手ごわい競争相手キルモンガーや、大きな力を貸してくれる仲間(ルピタ・ニョンゴ、ダナイ・グリラ、ダニエル・カルーヤ、アンジェラ・バセット、そしてフォレスト・ウィテカーら他多数の俳優)が登場する演技とアクションの傑作です。
ただし残念ながら、この作品は、ティ・チャラ役の俳優チャドウィック・ボーズマンにとって遺作となりました。(2020年大腸がんにより逝去)
『スター・ウォーズエピソード4/新たなる希望』
現在までの同シリーズで、このランキングに載せたいスター・ウォーズ映画は他にもたくさんあります(そして帝国の逆襲ではなくこちらを選ぶ私は少数派なのだと気づきました)。
しかし個人的には、女優キャリー・フィッシャーの初期の演技に敵うものはありません。この作品が公開された当時に、映画館で観たかったな…なんて思うのですが、スター・ウォーズが大人気になった後にこの映画を鑑賞しただけでも、とても興奮で楽しむことができました。
何十年もの間、この映画はSFアクション映画の決定版であり続けています。この作品は実は、私が初めて強い女性主人公を応援したくなった作品でもあります。
『ジャッキー・ブラウン』
あのクエンティン・タランティーノ監督の”ブラックスプロイテーション”への敬意が表されている作品。タランティーノ監督の中で、もっとも複雑で知性に訴える映画作品となっています。
ジャッキー役のパム・グリアは、”ブラックスプイテーション”のスーパースターを演じており、この作品の冒頭部分から出演しています。
客室乗務員である彼女は、関係当局と厄介な状況にあり、50万ドル稼ぐ壮大な計画を立てていました。そんな彼女をたくさんの警察や犯罪者が捕まえようとします。
この作品のゆっくりとしたペースに決して騙されないでくださいね。このランキングに挙げた他のアクション映画と同じくらい爽快な作品に仕上がっています。
『ターミネーター』
『ターミネーター2』を好む人は多いですが、その理由は私にもわかります。
厄介なお馬鹿であるサラ・コーナー役のリンダ・ハミルトンの演技はとても面白く、見る価値アリです(彼女の腕の筋肉は、男の私でさえもうらやましく思います笑)。
この作品では、不死身のロボットと、母親を救うために未来からやってきた男が、地球を守るために開発されたはずなのに、逆に開発した人間を襲い始める人工知能「Skynet」との争いの先頭に立つ、というメインストーリーを単純に楽しめます。(思っているよりもはるかに面白いですよ)。これほどのレベルのストーリー性を持つ作品は数少ないでしょう。
『エネミー・オブ・アメリカ』
さて、この映画に出てくるテクノロジーの描写ほど、現代のテクノロジーは進んでいませんが、しかし、この作品を鑑賞する間だけは、現実味はさておき、演出に集中してみてくださいね。
ウィル・スミスが演じるロバート・クレイトン・ディーンは、誤って機密資料を拾ってしまい、人生全てを乗っ取られ、追われることに…。
ジーン・ハックマン演じるブリル・ライルは、気難しく謎めいたテクノロジー専門家で、生き延びようとするディーンを手助けします。
これはアクション映画の骨頂と呼ぶのにふさわしい作品で、彼らがどのように状況を打破していくのかは見ものです。
基本的には終始、謎だらけの映画ですが、物語の後半には、ずるがしこい相棒とのコメディー要素が強くなります。